和解金
3,600万円
請求したとおりの和解案が国から提示され、給付金3,600万円に訴訟手当金と検査費用を加えた合計3,744万2,300円がご遺族に支払われました。
相談までのできごと
体調が悪くなり病院へ行ったところ、肝がんと診断されたPさん。その際、初めてB型肝炎ウイルスに感染しているとわかりました。
Pさんは、1年半ほど治療を継続。その後、残念ながらお亡くなりになりました。
ご遺族の方はPさんの給付金請求について話を聞きたいと、当事務所にご相談くださいました。
弁護士の対応
詳しくお話を伺うと、Pさんは亡くなる前にご自身でB型肝炎の給付金請求を検討されていたとのこと。給付金請求のために必要な血液検査もすでに受けていらっしゃったため、提出すべき資料を短期間で収集することができました。
また、Pさんは幼少期に受けた集団予防接種についても、ご遺族の方とお話しされていたとのこと。
そこで弁護士は、ご遺族の方からPさんが集団予防接種を受けた時期や場所、B型肝炎ウイルスへの感染がわかった経緯などを詳細に聞き取り、陳述書を作成。必要な資料と併せて、証拠として提出しました。
弁護士からのコメント
B型肝炎ウイルスへの感染によって亡くなった方のご遺族の方は、相続人として国から給付金を受け取れる可能性があります。
ただし、ご家族が亡くなってから20年が経過してしまうと、満額であれば3,600万円を受け取れるはずの給付金は減額されてしまうため注意が必要です。
今回のケースのようにスムーズに手続できることもありますが、ご状況によっては、資料収集などに時間がかかることもあります。そのため、できるだけお早めに弁護士へご相談ください。
※事例の内容はご相談当時の状況や条件等によります。